釜無川から鋸岳です。ゲートから普通に歩くと往復約20kmの修行になってしまいますが、自転車で行ける中川の分岐を起点に編笠山と周回すると充実した山旅になります。分岐から先の林道は何か所も崩落しており、ルートファインディングが必要です。ただ、それがゆえに退屈な林道歩きはほとんどありません。紅葉とアクティビティ満載で楽しめるルートでした。
DSC_6118
map
・鋸岳(のこぎりだけ)標高 : 2685m 二百名山
・横岳(よこだけ)標高 : 2142m
・編笠山(あみかさやま)標高 : 2514m

・登山ルート紹介 : 2021/11/03
IMG_20211103_061843
ゲートより数百m手前の広い林道の脇に駐車しました。
06:20 MTBでスタートです。


IMG_20211103_062540
ゲートの向こうに自転車を下ろします。


IMG_20211103_063802
半分舗装路、半分砂利道です。微妙に上り坂です。
紅葉が綺麗です。


IMG_20211103_064907
行きも8割方は乗れますが、少し急な砂利道は押して歩きます。


IMG_20211103_071920
中川との分岐付近にMTBをデポしました。
ゲートから5~6kmの間位。


IMG_20211103_072106
この先は急すぎるのと、道が悪くなりますので、ここから林道歩きになります。


IMG_20211103_072358
すぐに21番の看板があります。ここには堰堤があり、写真左の斜面を帰りに降りてくる予定です。


IMG_20211103_072408
この堰堤です。階段もあるので登りやすいでしょう。
でも対岸の等高線は幅が狭く、急斜面であると想像できます。


IMG_20211103_072910
少し進むと1つ目の崩壊地です。雨でこれ以上崩壊しないようにでしょうか、ブルーシートがかけられています。


IMG_20211103_073016
振り返って撮影、上を行けばよかったんでしょうが、この部分を超えるのが危なかった。網にしがみつきながらパイプに抱き着くように乗り越えました。


IMG_20211103_073613
また少しすると2つ目の崩壊地。河原に降りて渡渉します。ジャンプで越えられる程度。


IMG_20211103_074225
鹿の頭発見!


IMG_20211103_074522
三つ目の崩壊地を割けて河原を行く。


IMG_20211103_075104
ここは写真でよく見る豪快な崩壊地。


IMG_20211103_075818
4つ目の河原歩き。


IMG_20211103_081337
3kmくらい崩壊地アクティビティを楽しみながら林道を来ました。長く感じないですね。この後ログハウス前で再度河原歩き。


IMG_20211103_081924
ログハウス前でしばし休息。


DSC_6098
ログハウスから先もテープが明瞭につけられていて迷うことはありません。


DSC_6099
でも石がゴロゴロして歩きにくい。
何度か渡渉をしながら谷を上がっていきます。


DSC_6100
この先富士川水源の看板。ここからあまり顕著ではない尾根に乗ります。


DSC_6101
水源はすぐ近くにありました。


DSC_6102
急登ですが踏み跡があり、直登ではありません。


DSC_6103
コルが近づくと明るくなります。木立の向こうに見えるのが行きに寄っていく横岳。


DSC_6104
横岳峠です。ザックをデポし、右に折れて横岳へ登ります。


DSC_6106
藪ではありません。踏み跡があります。


IMG_20211103_092900
途中で北岳が左に見えました。


DSC_6107
09:45 一座目、横岳です。展望はありません。


DSC_6105
横岳峠へ戻ってきました。鋸岳方面、反対側へ登り返します。


DSC_6108
急登をこなしていくと、右手に雪を抱いた仙丈ケ岳。


DSC_6109
下を見ると急斜面で谷が深い。


DSC_6110
森はきれいですがずっと急登です。


DSC_6111
仙丈ケ岳がひときわ大きく。


DSC_6112
北岳、間ノ岳、仙丈ケ岳が並んで見えるスポットも。


DSC_6113
鋸岳が近づいてきました。


DSC_6128
三角点ピーク。ここから小さいピークをいくつか越えると鋸岳。


DSC_6116
なかなか道幅の狭い高度感のあるルートを行きます。


DSC_6117
浮き石を踏んでこけたら落ちる。


DSC_6118
鋸岳の向こうに北岳と間ノ岳が見える。


IMG_20211103_125000
最後の急登。安全度を1%でも上げるためにチェーンスパイクを履いておきます。
雪の下に氷があったりしました。雪や氷がなければなんてことはないんでしょうが、下りは滑ると崖下へという恐怖感があります。アイゼンの方が確実です。


DSC_6119
12:23 鋸岳山頂です。向こうは本日初めて見えた甲斐駒ヶ岳。


IMG_0034
パノラマ。


DSC_6121
甲斐駒ヶ岳。


DSC_6122
仙丈ケ岳。


DSC_6123
甲斐駒、北岳、間ノ岳、仙丈ケ岳。


DSC_6124
中央アルプス。


DSC_6125
八ヶ岳。


DSC_6126
三角点峰と編笠山。


DSC_6127
戻りつつ振り返る。


DSC_6128
三角点峰へ戻りました。ここから藪漕ぎです。


IMG_20211103_134047
藪のない所から編笠山を望む。
この辺りで本日唯一の登山者との出会いが。編笠山から藪を漕いできた方。

藪は背丈以上のハイマツとシャクナゲとしらびそ。写真を撮る余裕はなし。


DSC_6129
コル付近は藪がなく、よくわからない看板が。


DSC_6130
藪の感じ。突っ切るか、薄いところを探して斜面をトラバースするか。


DSC_6131
14:21 編笠山山頂から見る、3ピーク。
左から甲斐駒ヶ岳、鋸岳、三角点ピーク。

ここから急斜面の下り。尾根が解りにくく、慎重なルートファインディングが必要。


IMG_20211103_163010
下の方へ来ると、藪もなくなってフワフワの落ち葉斜面。


DSC_6132
暗くなるぎりぎりに堰堤におりました。
最後の斜面が一番急でした。


IMG_20211103_171845
17:15 MTGデポ地に戻りました。


17:40 帰りはほぼ下りでした。だいぶ飛ばしてすぐ車に戻れました。
お疲れ様でした。

コースタイム : 11時間20分(標準×?不明)
体力 : ★★★★☆
危険度 : ★★★★☆
道迷い : ★★★★☆