仙丈ヶ岳に地蔵尾根から登ってきました。今月末に槍ヶ岳日帰りチャレンジを目指すメンバーのために予行演習です。当日と同様に深夜からスタートし、最後まで歩ききれるかということがポイントです。累計標高差2500m越え、距離25km越えで林道歩きもあります。今年はじめての南アルプスです。
・仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)標高 : 3033m 百名山
・大仙丈ヶ岳(だいせんじょうがたけ)標高 : 2975m
・地蔵岳(じぞうだけ)標高 : 2371m
・松峰(まつみね)標高 : 2080m
・登山ルート紹介 : 2020/09/15
柏木登山口深夜0時です。標高は1150mくらい。
自分たち以外は1台奥に止まっていただけです。
後で出会いましたが、同郷の単独者でした。松峰小屋に宿泊していたそうです。
感染拡大防止のため自粛って書いてある。
最近はどこも解除されてるのに。
ここまで来て帰るのは難しい弱い人間。
色々と勝手に解釈して登ってしまう。
無事に帰ってきたので結果論大丈夫でした。ごめんなさい。
00:14 スタートです。
このような看板が随所に。
仙丈ヶ岳まで8時間、だそうです。
風も虫も、何の音も聞こえない静寂暗闇の森。
冷涼で澄みわたった空気。
上を見上げると葉の間から百万の星空。
最高のロケーション。
孝行猿の遺跡発見。
撃たれた親猿の傷を自らの手を炉で炙って必死に押さえる親孝行の子猿ということ。
途中で林道を横切りながら。
林道を300m歩いて登山道へ、次は800m歩いて登山道へといった進み方。
田城高原に近づくと水場。飲んでないですが、冷たい水でした。
ここまで普通に歩いて1時間半かからないくらい。
ここと松峰小屋付近にあるそうですが、そちらは確認していません。
看板に沿って進みます。
暗くて看板を見落とし、途中で登山道をそれました。
方向的に行けそうなので林道を登っていくと車止めゲート。
林道ですが、大木が倒れてたり、崩れてたり。
メンテされていない林道です。
更に、暗くてテープを見逃し、やたら棘の刺さる葉をかき分けながら進む羽目に。
正しい尾根なのですが、ちょっと並行してずれたところに棘のない踏み跡があるのでした。
こんな時期に半袖半ズボンでタイツも履いていない人涙目。
そして松峰のトラバース。
写真分かりづらいですが、道が右下がりで狭くて朝露で湿ってて
足首やふくらはぎに負荷がかかります。
登ったほうが楽なんじゃないかと思うくらい。
いやなトラバースが終わって少し登って下ると、松峰小屋分岐。
ここまでは緩やかでしたが、ここから少しすると急登になります。
空が白んできました。
天気良さそう。
中央アルプスが雲海の上。
朝日の手前に鋸岳のシルエット。
半袖半ズボンの人。
最後の上りに向かう。
時折視界が開けると雲海が見えます。
2400m位の最後の急登前コルで大仙丈ヶ岳まで行く自分は
半ズボンの人と別れました。
樹林の急登を登っていくと、樹がまばらに。
仙丈ヶ岳まであと80分の看板。
この辺からハイマツも混ざります。
森林限界です!
仙塩尾根がはっきりと見えます。
乗鞍に北アルプス方面も。
ついに仙丈ヶ岳が姿を表しました。
こちら側から見る機会は少ないですね。
甲斐駒ヶ岳だ。
西側急峻だなあ。
太陽がやっと出てきました。ちょっと寒かったからありがたい。
仙丈小屋からとの分岐。あと少し。
標識の後ろは甲斐駒ヶ岳。
カールと仙丈小屋。
最後の登り。
06:30 山頂です!
2400mコルから1時間かかってないですね。
気持ちいいものですから勝手に足が速くなります。
甲斐駒ヶ岳方面。
富士山・北岳・間ノ岳方面。
大仙丈ヶ岳。
遠くに恵那山。
中央アルプスと後ろに御岳。
北アルプス。
鋸岳の後ろに八ヶ岳
デポして大仙丈ヶ岳をピストンします。
途中から大仙丈ヶ岳を仰ぎ見る。
大仙丈ヶ岳。12~3分。
仙塩尾根の様子。
仙丈ヶ岳。
戻って、半ズボンが登ってくるまで一人きりの南アルプスティータイム。
こんな時期に誰もいないなんて。
しかし、風速数mですが、風を避けないと寒い。
パノラマを貼っておく。太陽が2つになってしまった・・・。
半ズボンの登山者が登ってきました。
末に行く槍ヶ岳をアップで撮影していたようです。
帰りにカールを撮影。
仙丈ヶ岳から大仙丈ヶ岳の稜線も撮影しておく。
行きは暗かったけど、すごくきれいな道だ。
美しい苔の森をうつむきがちの登山者が登る。
下ばかり向いているので二度ほど頭をぶつける登山者。
トリカブトがいっぱい咲いている場所が。
そこから見る地蔵岳。
登らないといけない山だ。
巻いてちゃ駄目です。
イワインチン。
ウメバチソウ、と思われる。
さて、地蔵岳に寄ります。
東側からは踏み跡がありました。
上の方は踏み跡が消えますが、三角点の方向をちゃんと確認していれば進めます。
山上台地の様子。
10:15 三角点。標識もありました。
北側の尾根を下って登山道に合流しましょう。
道はないですね。
羊歯藪を漕ぎ、倒木を乗り越えながら、たまにあるかすかな踏み跡をたどります。
11:06 松峰小屋分岐まで戻ってきました。
松峰も登りましょう。トレーニングのためです。
松峰の東側のコルから登山道をそれて尾根に取り付いたところ。
倒木が結構嫌らしいですね。
でもあの足にくるトラバースよりこちらが良いよね?とごまかしながら登らせます。
上の方はこれくらいの藪。
足が痛いのも疲れているのも忘れるくらいの結構なアクティビティ。
12:10 おお、ちゃんと看板が。
よく見る藪屋さんの名前が記されていますね。
そのまま北へ。
羊歯の下に倒木がいっぱいあって、
一歩一歩ラッセルのように踏みしめながら降りていきます。
半ズボンの人は足が傷だらけになりました。
夜中に針に悩まされたところまで降りてきました。
やっぱり、テープがあって針藪を避けられるようです。
ここからは林道と登山道の繰り返しに合流。あと1時間半位でしょうか。
半ズボン撮影のアサギマダラ
もう写真がありません。
あとはひたすら降りるだけです。
14:30 柏木登山口に戻りました。
登山口の水場でタオルを濡らし、汗を拭いました。気持ちよかった。
コースタイム : 14時間16分(標準×0.9?)
体力 : ★★★★★
危険度 : ★★★★☆
道迷い : ★★★★☆松峰行かなければ★★★☆☆
・仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)標高 : 3033m 百名山
・大仙丈ヶ岳(だいせんじょうがたけ)標高 : 2975m
・地蔵岳(じぞうだけ)標高 : 2371m
・松峰(まつみね)標高 : 2080m
・登山ルート紹介 : 2020/09/15
柏木登山口深夜0時です。標高は1150mくらい。
自分たち以外は1台奥に止まっていただけです。
後で出会いましたが、同郷の単独者でした。松峰小屋に宿泊していたそうです。
感染拡大防止のため自粛って書いてある。
最近はどこも解除されてるのに。
ここまで来て帰るのは難しい弱い人間。
色々と勝手に解釈して登ってしまう。
無事に帰ってきたので結果論大丈夫でした。ごめんなさい。
00:14 スタートです。
このような看板が随所に。
仙丈ヶ岳まで8時間、だそうです。
風も虫も、何の音も聞こえない静寂暗闇の森。
冷涼で澄みわたった空気。
上を見上げると葉の間から百万の星空。
最高のロケーション。
孝行猿の遺跡発見。
撃たれた親猿の傷を自らの手を炉で炙って必死に押さえる親孝行の子猿ということ。
途中で林道を横切りながら。
林道を300m歩いて登山道へ、次は800m歩いて登山道へといった進み方。
田城高原に近づくと水場。飲んでないですが、冷たい水でした。
ここまで普通に歩いて1時間半かからないくらい。
ここと松峰小屋付近にあるそうですが、そちらは確認していません。
看板に沿って進みます。
暗くて看板を見落とし、途中で登山道をそれました。
方向的に行けそうなので林道を登っていくと車止めゲート。
林道ですが、大木が倒れてたり、崩れてたり。
メンテされていない林道です。
更に、暗くてテープを見逃し、やたら棘の刺さる葉をかき分けながら進む羽目に。
正しい尾根なのですが、ちょっと並行してずれたところに棘のない踏み跡があるのでした。
こんな時期に半袖半ズボンでタイツも履いていない人涙目。
そして松峰のトラバース。
写真分かりづらいですが、道が右下がりで狭くて朝露で湿ってて
足首やふくらはぎに負荷がかかります。
登ったほうが楽なんじゃないかと思うくらい。
いやなトラバースが終わって少し登って下ると、松峰小屋分岐。
ここまでは緩やかでしたが、ここから少しすると急登になります。
空が白んできました。
天気良さそう。
中央アルプスが雲海の上。
朝日の手前に鋸岳のシルエット。
半袖半ズボンの人。
最後の上りに向かう。
時折視界が開けると雲海が見えます。
2400m位の最後の急登前コルで大仙丈ヶ岳まで行く自分は
半ズボンの人と別れました。
樹林の急登を登っていくと、樹がまばらに。
仙丈ヶ岳まであと80分の看板。
この辺からハイマツも混ざります。
森林限界です!
仙塩尾根がはっきりと見えます。
乗鞍に北アルプス方面も。
ついに仙丈ヶ岳が姿を表しました。
こちら側から見る機会は少ないですね。
甲斐駒ヶ岳だ。
西側急峻だなあ。
太陽がやっと出てきました。ちょっと寒かったからありがたい。
仙丈小屋からとの分岐。あと少し。
標識の後ろは甲斐駒ヶ岳。
カールと仙丈小屋。
最後の登り。
06:30 山頂です!
2400mコルから1時間かかってないですね。
気持ちいいものですから勝手に足が速くなります。
甲斐駒ヶ岳方面。
富士山・北岳・間ノ岳方面。
大仙丈ヶ岳。
遠くに恵那山。
中央アルプスと後ろに御岳。
北アルプス。
鋸岳の後ろに八ヶ岳
デポして大仙丈ヶ岳をピストンします。
途中から大仙丈ヶ岳を仰ぎ見る。
大仙丈ヶ岳。12~3分。
仙塩尾根の様子。
仙丈ヶ岳。
戻って、半ズボンが登ってくるまで一人きりの南アルプスティータイム。
こんな時期に誰もいないなんて。
しかし、風速数mですが、風を避けないと寒い。
パノラマを貼っておく。太陽が2つになってしまった・・・。
半ズボンの登山者が登ってきました。
末に行く槍ヶ岳をアップで撮影していたようです。
帰りにカールを撮影。
仙丈ヶ岳から大仙丈ヶ岳の稜線も撮影しておく。
行きは暗かったけど、すごくきれいな道だ。
美しい苔の森をうつむきがちの登山者が登る。
下ばかり向いているので二度ほど頭をぶつける登山者。
トリカブトがいっぱい咲いている場所が。
そこから見る地蔵岳。
登らないといけない山だ。
巻いてちゃ駄目です。
イワインチン。
ウメバチソウ、と思われる。
さて、地蔵岳に寄ります。
東側からは踏み跡がありました。
上の方は踏み跡が消えますが、三角点の方向をちゃんと確認していれば進めます。
山上台地の様子。
10:15 三角点。標識もありました。
北側の尾根を下って登山道に合流しましょう。
道はないですね。
羊歯藪を漕ぎ、倒木を乗り越えながら、たまにあるかすかな踏み跡をたどります。
11:06 松峰小屋分岐まで戻ってきました。
松峰も登りましょう。トレーニングのためです。
松峰の東側のコルから登山道をそれて尾根に取り付いたところ。
倒木が結構嫌らしいですね。
でもあの足にくるトラバースよりこちらが良いよね?とごまかしながら登らせます。
上の方はこれくらいの藪。
足が痛いのも疲れているのも忘れるくらいの結構なアクティビティ。
12:10 おお、ちゃんと看板が。
よく見る藪屋さんの名前が記されていますね。
そのまま北へ。
羊歯の下に倒木がいっぱいあって、
一歩一歩ラッセルのように踏みしめながら降りていきます。
半ズボンの人は足が傷だらけになりました。
夜中に針に悩まされたところまで降りてきました。
やっぱり、テープがあって針藪を避けられるようです。
ここからは林道と登山道の繰り返しに合流。あと1時間半位でしょうか。
半ズボン撮影のアサギマダラ
もう写真がありません。
あとはひたすら降りるだけです。
14:30 柏木登山口に戻りました。
登山口の水場でタオルを濡らし、汗を拭いました。気持ちよかった。
コースタイム : 14時間16分(標準×0.9?)
体力 : ★★★★★
危険度 : ★★★★☆
道迷い : ★★★★☆松峰行かなければ★★★☆☆
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