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尾籠岩山のぞき岩から早朝の雲海 

愛知県北設楽郡東栄町、新城市にまたがる三ツ瀬明神山の山域に行ってきました。尾籠から明神への縦走路があるのは知っていました。近くにある白岩山、乳岩山、川合富士も含めて周回ルートを検討しましたが、結局北からと南からで車で移動し、分けて周回することにしました。
尾籠岩山の麓の集落は非常に綺麗なところです。住んでいる人々の人柄が出ているのでしょう。色々と立ち寄れそうなところが整備されていて、Welcomeな雰囲気が漂っています。他所から来た人にもちゃんと挨拶してくれます。
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・尾籠岩山(おろういわやま)標高 : 710m
・三ツ瀬明神山(みつせみょうじんさん)標高 : 1016m
・白岩山(しろいわやま)標高 : 630m
・乳岩山(ちいわやま)標高 : 675m
・川合富士(かわいふじ)標高 : 545m
参考⇛愛知県の山一覧

・登山ルート紹介 : 2020/05/17
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生活改善センターの前に駐車します。
06:28 ここからスタートです。
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センターの入口に登山ノートがあります。
登山者の集計をしているようです。
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麓はガスですが、ガスの向こうに岩山が見えています。
高山の趣き。
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オオデマリ?
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綺麗な集落です。
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このお宅の下にある道が登山口です。
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大ぶりの杉植林です。
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なるほど。
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ベンチも整備されています。
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仲良しの木。くっついています。
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尾根に出ました。上は晴れています。
ひょっとして雲海が見られるかな?
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年配の方に刺さりそうなフレーズ。
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尾根を行くと明神。巻くと岩山。巻いた先にも明神へ行く分岐があります。
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巻いた先の分岐。
まず岩山へ。朝だけ雲海が待っている気がしますし。
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明神が顔を出しました。
あちらが300m高いです。
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そしてのぞき岩。雲海です!!
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低山の雲海は珍しいです。素晴らしいですね。
でもここは絶壁の上なので注意です。
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06:54 そしてすぐ尾籠岩山山頂です。
710mだそうです。700mとどちらが正しいのでしょう?
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ちょっと先に行くと明神が大きく見えるポイントがあります。
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こんな感じ。ここもうっすら雲海です。
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咲いているシャクナゲがありました。
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行者様は山頂直下にいらっしゃいます。
毎年4月15日に岩山まつりとしてみんなでお参りに登ってくるそうです。
今年はコロナ影響でどうだったのでしょうね。

さて先程の明神分岐から明神への尾根を進みます。
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ここは柿野の方へ下る分岐のあるコルです。
ここから明神までが急登でした。
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梯子や鎖のある急登です。
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左行っちゃだめ。
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急登ですが、時折ご褒美もあります。
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腕の力で上がらないといけない足がかりの殆どない鎖場。
斜度も6~70度くらいあって危ないですが、右の方に普通に登れるルートがあります。
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山頂直下の展望地。
もう雲海はありません。
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山頂の展望台です。
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08:03 三ツ瀬明神山です。
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展望台からの展望。
さあ、少し戻って白岩山の林道まで下りていきます。
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この看板のあるところを後ろ側の谷へ下りていきます。
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わかりにくいですが、木の間の踏み跡を降ります。
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道があるような無いようなですが、看板がありました。
柿野登山口?反対側の谷のことじゃないの?
迂回路も急坂も道が見つかりませんが。
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また道のないところに綺麗な看板です。
下?柿野?逆でしょ?こっちも柿野なの?
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このようなガレた沢沿いを適当に下っていきます。
滑りやすく崩れやすいです。
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この廃屋の裏から出てきました。
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白岩山の林道です。ここに広場もあるのでここまで頑張って車で入れば、
ここから明神や尾籠岩山も行けます。
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こんな滝と先程の廃屋が目印です。
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林道を下っていきます。
遠くに見えるのは特徴的な平山明神ですね。
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横を流れる河内川は穏やかです。
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そして白岩山の登り口がよくわかりません。
昔来たときは明確な入口があったような。
09:05 適当に入ります。
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とりあえず尾根に出れば問題ありません。
このような斜面を尾根に向かいます。
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尾根です。ちゃんと濃い踏み跡があります。
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09:19 登った先に白岩山。
ご夫婦がいらっしゃいました。
さあ、情報のない尾根を尾籠まで戻りますよ。
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このような苔の岩尾根がいっぱいありました。
危ないので下に降りてから斜面を巻きます。
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ギンリョウソウの季節ですね。
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こういう岩を越えたり巻いたりしながら、尾根を追います。
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割れた岩と巨木。
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尾籠岩山と明神を結ぶ尾根に合流するための最後の急斜面。
適当に登れば大丈夫です。と書いてしまいますが、
今回のようなルート取りはご自身の山経験と照らして検討してください。
地域、植生、地質、地形図、標高、天気、季節、体力、装備、
これらを総合して経験上自分は行ける(行けずともエスケープできる)
と確信できるならということですね。
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予定通りの場所に上がってきました。
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朝見た分岐に明神方面から戻ってきました。
後は降りるだけです。

10:23 駐車場に戻りました。
車で乳岩峡へ向かいます。混んでないといいですが。

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11:13 うわぁ。。
「これが緩みか・・・。」
人の量によっては退散しますが、私の行くルートにはほとんど人がいないはず。。
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乳岩峡の入り口。ここには人がたくさんいました。
そそくさとわきを通り抜けて先へ進むと人は殆どいなくなりました。
乳岩へ行く人、沢で遊ぶ家族、明神へ行く人、が同じ割合くらいでしょうかね。
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畳岩。
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乳岩峡のかっぱ橋とも呼べるような名物橋。
皆写真を撮るでしょう。
この先右岸へ渡ってから登りです。
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登りきって再び左岸へ渡渉します。
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渡渉してから200mほど、ちょうど地図上では乳岩山の北のコルの横に来る地点で
右岸へ渡れそうな河原へ下りやすい場所があります。適当に。
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渡渉してコルを適当に目指します、が谷沿いは滑りやすいので
膨らんだ尾根を歩いたほうが良いです。
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深い羊歯が。嫌いな人は巻けば羊歯がない斜面もあります。
私はニヤニヤしながら直登しますが。
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コルに出たらシャクナゲがお出迎え。
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明確な踏み跡と看板があります。
鳳来湖方面はイコール川合富士方面です。
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11:55 乳岩山山頂です。開けた岩場があります。静かです。
先程の分岐まで戻らずに山頂直下からそのまま西の方へ下りていきます。
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ところどころシャクナゲが咲いていますが、ちょっと早いようです。
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開けた岩の下りになりました。
前は宇連山ですね。
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乳岩からの道へ、写真左奥のほうから合流してきました。
鳳来湖方面へ行きます。
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少し行くと右鳳来湖、左川合富士と矢印が書いてありますね。
川合富士へ向かいます。
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12:30 川合富士山頂です。
展望はありません。しかし、引き返す方もこの先すこし尾根を降りてもらうと。。
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象の背のような岩からの素晴らしい展望があります。
下りていくのはちょっとだけ危ないです。
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更に下りていくと、象の背その2。
ここには今にも切れそうなロープが下がっています。
とても使えない。。
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ここに下りてきます。あとは道を探して乳岩峡入り口へ戻るだけです。

13:08 戻りました。お疲れ様でした。

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今日はしゃぶしゃぶです!

コースタイム : 6時間50分(標準×0.5~0.7)
体力 : ★★★★★
危険度 : ★★★☆☆
道迷い : ★★★★☆